「どんな能力や姿勢が求められるの?」
「できれば就いてみたいけど、自分にもできるのかな……」
なかなか景気が回復しない現代日本において、稼げる職業を選ぶことはとても大切です。
今後衰退していく業界でいくら頑張っても、収入を増やすことは非常に難しくなってきます。
では、稼げる職業とはどんなものでしょうか?
その一つとしてよく挙げられるのが、エンジニア(ITエンジニア)です。
エンジニアと聞いて詳しいことはあまりわからないけれど、
・専門的な知識とスキルが必要なんだろうな
・理系の頭賢い人がつく仕事なんだろうな
といったイメージを持っていませんか?
しかし実際は、学歴は関係なく、パソコンが得意ではない未経験の人でも目指すことは可能です。
また、エンジニアという仕事が「今」稼げるのはわかるとして、将来的にはどうなのでしょうか?
・未経験者でもエンジニアになれるチャンスがある理由
について、理解することができるでしょう。
ぜひ最後までお読みください。
目次
エンジニアに将来性がある理由
エンジニアに将来性があると、なぜ言えるのでしょうか?
理由は主に3つあります。一つ一つ解説していきます。
今後ますます需要が高まっていく
一つ目は、これからの時代、エンジニアの需要がますます高まっていくのが確実である、ということです。
インターネットの発達により、私達の生活は一昔前には想像もできないくらい豊かで便利になりました。
コミュニケーションからショッピング、情報収集に至るまで、IT技術はありとあらゆる面で日々の暮らしを支えています。
そしてその傾向は、今後ますます強まっていきます。
ネットショッピングの普及はまだまだ続いていきますし、人工知能や機械学習(いわゆるAI)の分野もさらに発展していきます。さらに5Gの時代に突入することにより、自動車や医療などさまざまな分野を新しいステージへ導くことが期待されています。
そういったすべてのIT技術の裏に、エンジニアの仕事があるのです。
エンジニアは常に人材不足です。
IT業界の企業はどこも、エンジニアに適性のある人が欲しい状態です。
今後IT化はますます加速していくので、エンジニアは求められ続けることが予測できます。
AIに仕事を奪われにくい
二つ目は、AIに仕事を奪われにくい、ということです。
数年前から、脅し文句のように「人間の仕事がAIに奪われる」という言葉が囁かれるようになりました。
これは夢物語ではなく、すでに一部の職種で起きていることです。
単純な肉体労働などは、ロボットを導入したほうが安全・確実でコストも安く済む場合があります。
それらの仕事に従事していた人は、ある日突然、自分に落ち度がないのに職を失ってしまうことが考えられるのです。
その点、エンジニアの仕事は、AIに奪われにくい職業の上位に位置しています。
AIが苦手にしているのは、複雑で創造的な作業です。
エンジニアはまさにそういった性質の仕事であるため、当分は領域を侵される心配がないのです。
そもそも、AIを構築・運用するのがエンジニアである、ということから考えても、消えない職種であることがわかりますよね。
リモートワークと相性がよい
三つ目は、リモートワークと相性がよい、ということです。
これまでにもリモートワークという概念はありましたが、今後さらに加速していくことが予想されています。
この点、エンジニアはリモートワークとは非常に相性のよい職業です。
パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも十分に仕事をすることができるからです。
これはエンジニアという職業の大きな強みです。
出社する必要がないのであれば、生活スタイルも、住む場所さえも自由になり、人生設計を柔軟に行うことができるようになりますよね。
会社勤めと自営業の「良いとこどり」のような暮らしが実現するわけです。
すでにエンジニアのほとんどをリモートワーク化している企業も出始めています。
確実にこれからのエンジニアの働き方のトレンドになっていくことでしょう。
稼げるエンジニアになるために取り組むべきこと5選
エンジニアとして稼いでいくためには、どのような取り組みをするべきでしょうか?
ここでは、稼げるエンジニアになるために取り組むべき5つのことを解説していきます。
常に勉強を続ける
IT業界で用いられる技術は、目まぐるしく進化を続けています。
去年現れた技術が、今年はもう古いものになってしまっている、ということもしばしばあるのです。
日進月歩の技術革新についていくためには、日々の勉強が欠かせません。
そのため、新しいことに興味をもち、コツコツと勉強することで、経験とスキルを持ち合わせた「稼げるエンジニア」になることができます。
コミュニケーション能力を磨く
エンジニアという仕事は、個人プレイでありチームプレイでもあります。
チームプレイの部分においては、円滑なコミュニケーションを行う力が必要不可欠なものとなります。
ここで言うコミュニケーション能力とは、単に明るいとか、喋るのが好きだといったことではありません。
・何かわからないことがあったときに質問する力
・出来上がったプロダクトについて説明する力(ドキュメントを書くことなども含みます)
上記のことを指します。
さまざまな人と交流する
一つの職場でばかり経験を積んでいると、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。
自分の職場の中だけの常識を、世間の常識だと勘違いしてしまい、気がついたら人材としての客観的な価値が落ちていた、なんてこともあり得ます。
視野を広げるには、さまざまな人と交流をするのが一番です。
相手は同業他社の人でもいいですし、他業種の人でもいいでしょう。
職場の同僚からは得ることのできない知見と刺激を得ることは、あなたのエンジニアとしての価値を高めるうえでおおいに役立ちます。
仕事以外のアウトプットにも力を入れる
できることなら、仕事以外でも何かをアウトプットすることをオススメします。
職場のプロジェクトがすべてになってしまうと、スキル面で幅がなくなってしまいかねません。
他に何か、独自に作り出してみることで、
・エンジニアとしての総合力を高めることができる
・実績(ポートフォリオ)を作ることができる
上記のことができます。
実績を作っておくことで、
転職する時には、スキルに応じて好条件の転職先に転職できますね。
また、実績や使用できる言語の幅が広いと、いろんな案件を担当することができるので、
エンジニアとしての市場価値をあげることができます。
転職や独立を常に視野に入れる
日本人は一つの企業に長年勤めることを美学としてきましたが、もうそのような終身雇用の時代ではなくなりました。
あなたがエンジニアとして高い収入を得たいのであれば、今いる企業での業績をステップアップとして、より高い収入を約束してくれる企業へ転職することを常に考えておくべきです。
同様に、独立してフリーランスエンジニアになる道を考えておくのもよいでしょう。
いずれにせよ、そのときに重要なのは、あなたのエンジニアとしての市場価値です。
したがって、転職や独立を成功させるためには、「世間的にみて今の自分にどれくらいの価値があるのか」を常に意識し、スキルを磨き上げることが必要です。
転職や独立は、常に視野に入れておくことをオススメします。
未経験でもエンジニアに転職できるの?
エンジニアはどちらかと言えば「高等な」職業であるとされています。
一般人にはちんぷんかんぷんな専門知識をたくさん必要としますから、そのようなイメージになるのも当然ですね。
ではそんなエンジニアに、未経験でも転職できるのでしょうか?
答は「できる」です。
最大の理由として、慢性的な人材不足が挙げられます。
IT企業はエンジニアの頭数を常に求めており、未経験者でも適性があると判断すれば採用するところがたくさんあります。
社内研修制度を充実させることで、未経験者を短期間で戦力に育て上げる仕組みを構築していることが多く、そこに飛び込むことでエンジニアへの道は開かれるのです。
また、まったくの未経験者として転職するのが不安な場合には、プログラミングスクールに通うことで最低限度のスキルを身につけることができます。
たとえば半年のコースを受講して、しっかりと勉強を積み重ねれば、それだけで転職の際のアピールポイントを作ることができます。
現在の職場をすぐ辞めるのではなく、仕事を続けながらスクールを受講し、修了してから辞めて新たな職場を探すというやり方がオススメです。
まとめ
この記事では、
・稼げるエンジニアの条件
・未経験者でもエンジニアに転職することは十分に可能である
上記のことについて解説しました。
エンジニアになるのに、高い学歴や立派な職歴は必要ありません。
独自に勉強してスキルを身につけた場合は当然のこと、まったくの未経験者でも、ITへの関心があり学び続ける姿勢があれば、採用を勝ち取ることはできるのです。
これまでの自分の積み重ねに自信がなく、「次こそは」と思っている人には、うってつけの職業ではないでしょうか。
もしあなたがエンジニアを目指したいのであれば、すぐにでも行動を始めましょう。
若ければ若いほど有利。
行動の早さは、あなたの人生の充実にきっと直結するはずです。
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