エンジニア の給料を年代別に解説!年収1000万円を稼ぐ方法もご紹介

「エンジニアの給料は高いって聞いたけど、実際はどうなの?」と疑問に思ってる方は多いですよね。
興味はあるけど、エンジニアを目指すときに給料がわからないと不安になります。

それに、最初の内は給料が高くてもその後に給料がなかなかアップしなかったらモチベーションを保ちながら仕事するのが難しくなりますよね。

また、エンジニアになってからどんなキャリアを積めば、給料が上がっていくのかも気になりますよね。

この記事では

・エンジニアの給料はどのくらいなのか?
・どうしてエンジニアの給料は高いといわれるのか?
・エンジニアで年収1,000万円を目指す方法は?

を解説していきます。

どんなに頑張っても給料に反映されない仕事って嫌気がさしていませんか?

エンジニアは、あなたが頑張れば頑張った分だけ給料が増えていく職業なんです。

それに、2000年以降急激に成長を続けているIT業界では、エンジニアは常に企業の争奪戦になっています。
一度技術を身につけてしまえば、仕事に困ることはありませんよ。

この記事を読めば、あなたが稼げるエンジニアになるための第一歩が踏み出せます。

エンジニアの年収はいくら?

エンジニアの年収は高いといわれていますが、実際にはどうなんでしょうか。

厚生労働省から発表されている平成29年賃金構造基本統計調査のデータによるとエンジニアの平均年収は541万円です。

全職業の平均年収は、大体440万円前後なので、100万円以上もの差があります

これだけ年収が増えれば、年に2~3回は海外旅行に行くことができますよ。

自由に使えるお金が増えると、生活に余裕が生まれうるのでプライベートも充実します。

「こんなに給料がもらえるなら、エンジニアに転職したい!」と思いますよね。

ですが、エンジニアは最初から給料が高いわけではないんです。

年収を上げるためには、どんなエンジニアの年収が高いのかを知る必要があります。

年齢別で年収は結構違う

エンジニアは確かに平均よりも年収が高い職業です。
ただ、誰もが最初から高額な年収を手にするわけではありません。

厚生労働省が発表した「平成29年賃金構造基本統計調査」のデータからエンジニアの年齢別平均年収を算出すると、下記の表のような結果になります。

年齢 年収 月給 賞与
全体平均 5,410,800 354,1000 1,161,600
20~24歳 3,134, 200 232,400 345,400
25~29歳 4,030,000 268,300 810.400
30~34歳 4,970,900 318,800 1,145,300
35~39歳 5,503,100 361,400 1,166,300
40~44歳 6,092,700 397,000 1,328,700
45~49歳 6,230,300 407,800 1,336,700
50~55歳 6,822,600 436,400 1585,800

(出典:厚生労働省公式HP

表を見てわかるように、エンジニアの年収は年齢によってかなりのバラつきがあるんです。

20~24歳と50~55歳の年収の差額はなんと368,8万円、そして20~24歳とエンジニア全体の年収の差は227,6万円にもなります。

この結果だけを見ると「若い時の年収が低いんじゃ、転職する意味がない」とがっかりしますよね。
確かに、せっくエンジニアになっても年収が下がってしまったら、意味がありません。

なぜ年齢別で、ここまで年収に差が生まれるのでしょうか。
それには、エンジニアの給料が高いと言われるワケを知る必要があります。

エンジニアの給料が高いといわれるワケ

エンジニアの給料が高いといわれる理由は3つです。

・需要に対してエンジニアの数が足りていない
・仕事の専門性が高い
・長時間労働になりやすい

上から2つ目の「仕事の専門性が高い」は、エンジニアを長く経験している方が有利ですね。
年齢で年収に差が出てしまうのは、技術や経験を積むことでエンジニアの市場価値が高まるからです。

ただ、若いからといって悲観する必要はありません。
エンジニアとしての経験を今から積んでいけば、自分の価値を高めるとこは可能です。

それに、給料が高い理由は他にも2つあります。
一つずつ解説していきますね。

人材不足で企業の争奪戦になっている

2000年以降IT業界は急成長をつづけ、世の中は常にデジタル化が進んでいます。

企業システムの構築や書籍の電子化、スマートフォンの普及によって、エンジニアが活躍する場も増え続けているんです。

doda転職求人倍率レポート(2020年8月)のデータでは、IT通信系の求人倍率は、なんと4.92もあります。

これは、1人のエンジニアに対して5社が人材を奪い合うという状況なんです。

数字だけを見ても、需要と供給のバランスをまったく欠いてしまっているのがわかりますね。

そのため、企業は常に人材不足に悩まされており、エンジニアにとっては超売り手市場となっています。

これだけ需要が多ければ、仕事に困ることはありませんね。
むしろ、エンジニアの技術を身につけてしまえば、あなたが仕事を選ぶことができますよ。

仕事の専門性が高い

エンジニアの仕事内容には、プログラミングがあります。
これは、コンピューターにやって欲しい仕事の命令を書き込むことなんです。

そして、命令を書き込むときに使う言葉を、プログラミング言語といいます。
コンピューターはプログラミング言語で命令をしなければ、思った通りの仕事をしてくれないんです。

プログラミング言語は自分から学習しなければ、習得することができません。
そのため、誰でも思い立ったらすぐにエンジニアとして仕事ができるわけではないんです。

また、プログラミング言語はマイナーなものまで含めると、100種類以上もあります。

汎用性の高い多くのエンジニアが取得しているものから、複雑で取得が難しいため希少なスキルとされているものもあるんです。

エンジニアとして仕事をするためには、プログラミング言語を取得する必要があり、さらにエンジニアの中でも使用する言語によって専門の分野は細かく別れていきます。

このような専門性の高さから、エンジニアの数が少いから増やそうと思っても急激に増やすことはできません。

そのため企業は、高い給料を払ってでも人材を確保するしかないのが現状です。

多くのプログラミング言語を習得すれば、あなたの市場価値は今後も上がり続けます。

仕事の需要があるので、専門分野のプロとして経験を積んでいくことが可能ですよ。

労働時間が長くなりやすい

エンジニアと聞くと一昔前までは、夜中まで会社で作業をしているイメージがありました。

実際に仕事の納期が迫っている場合には、今でも遅くまで作業をすることや休日出勤をすることはあります。

ですが、労働時間が長いことにはメリットもあります。
それは残業代や休日出勤した分が、通常の給料に上乗せされることです。

エンジニアの給料が高い理由には、長時間労働につながりやすい環境も関係しています。

「残業が多いのなら、他の職業がいい」と思う方もいるでしょう。
ただ、どんな仕事でも繁忙期には長時間労働になってしまうことはあります

結局は他の仕事でも残業が発生してしまうなら、年収が高く将来性のあるエンジニアの方がメリットは大きいです。

エンジニアで年収1000万を目指すには?

エンジニアの世界では経験と技術力があれば、年収1,000万円を超えることも夢ではないんです。

ですが、企業もこれだけ高額な給料だと限られたポジションや希少価値の高い人材にしか支払うことはできません。

また、企業の規模によっては、そもそも1,000万円の年収を提示できないこともあります。

では、あなたがエンジニアで年収1,000円を目指すために行動すべきことはなんでしょう。
これから具体的に解説していきます。

転職する

エンジニアが年収をアップさせる手段として、手っ取り早い方法が他の企業へ転職することです。

企業によっては転職するだけであなたの年収が1,000万円を超える場合もあります。

IT業界では人材不足が慢性化しており、優秀なエンジニアには、ある程度高額な年収を提示しなければ確保することができません。

転職活動をすれば、今までの経験や技術が考慮され、あなたが思っている以上の条件を提示されることもありますよ。

ここで一つだけ気を付けたいのが、企業を選ぶのポイントです。
そもそも支払うお金が無い企業は、高額な年収は提示できません。

高額な年収が提示されやすい企業は3つあります。

・大手企業
・金融・保険関係の企業
・外資系企業

大手企業と金融・保険関係の企業は,単純にお金をたくさん持っているので、資金力が豊富です。

この2業種は、十分な資金があるため社員の平均年収は高くなる傾向があります。

また、外資系企業は完全な実力主義です。
長く勤めていれば、年収が上がっていく日本的な制度ではありません。

年齢に関係なく実力に見合った年収が提示されるので、優秀なエンジニアには高額な年収が
提示されます。

「自分の実力では、ちょっと難しいかも」と思った方もいるでしょう。

確かに、高額な給料を支払える企業を目指すなら、未経験から挑戦するのは難しいです

自信がない場合には、まず他の企業で経験や技術を積み重ねてから、段階を踏んで転職していく方法があります。

エンジニアになってしまえば、常に企業からの需要があるので、自分のスキルに合わせて転職していくことが可能ですよ。

それに、いろんな企業やポジションを経験することで、あなたはエンジニアとしてのキャリアを築けます。

その結果、あなたの市場価値はどんどん上がるんです。

自分の専門性を高める

年収1,000万円を目指すには、あなたの専門性を高めることも大切になります。
エンジニアの年収は、技実力に比例して高くなるからです。

例えば、仕事の需要があり、習得しているエンジニアが少ないプログラミング言語を身につければあなたは希少なエンジニアになります。

具体的には下記の5つです。

言語 年収中央値 最大提示年収 求人数
Go 600万円 1,600万円 2,202件
Scala 600万円 1,300万円 1,489件
Python 577,1万円 1,499万円 9,344件
Kotlin 575万円 1,200万円 961件
TypeScript 575万円 1,200 万円 667件

(出典:求人検索エンジン「スタンバイ」調べ

どの言語も需要に対して、供給できるエンジニアの数が少ないことが、年収の提示金額を引き上げている理由です。

また、例に挙げた5つの言語は2,000年以降に開発されています。

IT業界は成長速度が速いので、新しい技術どんどん開発されますが、使いこなすエンジニアが増えるには時間がかかるんです。

企業は仕事の需要があっても、作業できるエンジニアがいなければ、仕事をする機会を損失していまします。

そのため、専門性の高い希少な技術を取得しているエンジニアは、高額な年収を支払ってでも確保したいんです。

あなたが常に新しい技術を学習し、プロとして成長し続けることで、年収もぐんぐん上がっていきますよ。

エンジニアの技術以外の能力も伸ばす

エンジニアとして経験を積んでいく中で技術力の他にも、鍛えておきたい3つの能力があります。

・コミュニケーション能力
・マネジメント能力
・経営の知識

今までとはガラリと変わって、一見するとエンジニアには関係なさそうな能力ですね。

これは、エンジニアとして経験を積んだあなたが、次のポジションにステップアップする際に必要な能力になります。

例えば、日本のIT業界で年収が高い職種は「ITコンサルタント」や「プロジェクトマネージャー」です。

彼らは、もちろんエンジニアとしての技術を持っています。

ですが、主な仕事はクライアントに対する提案や交渉、チームをまとめ的確な指示を出してプロジェクトを成功に導くことです。

エンジニアよりも上流のポジションになると、収入はさらに上がります
そこであなたが求められるの能力は、エンジニアとしての技術力以外の部分が大きいのです。

若いうちに、3つの能力を伸ばすことを意識するエンジニアとなにも考えていないエンジニアでは、同じ経験をしていても成長に差がでます。

技術力以外の能力も鍛えることで、他のエンジニアよりも上流のポジションになることができます。

そして、あなたのポジションが上がることで、あなたの年収もアップするんです。

まとめ

・エンジニアの平均年収は541万円
・年齢によって年収にはバラつきがある
・エンジニアの給料が高い理由は3つある
・エンジニアは年収1,000万円を目指せる
・年収1,000万円を目指すには3つのコツがある

エンジニアの平均年収は、職業全体の平均年収に比べて高いです。
年齢によってバラつきはありますが、給料が高いエンジニアは年収1,000万円を超えます。

そして、エンジニアになるための条件に学歴や今までの経験は関係ありません。

大切なのは、エンジニアになってからも技術を磨き続け、常に新しいことを学んでいく姿勢なんです。

そうすることで、専門性が高まり希少なスキルを取得することで優秀なエンジニアが誕生します。

最初のスタートラインはみんな同じです。
年収に差がつくのは、走り出してからどう頑張るかが勝負になります。

あなたがエンジニアを目指すなら、今すぐに行動に移しましょう!