「会社の給与や待遇に不満がある、仕事内容にやりがいを感じない」と思っていても、なんとなく同じ会社で働き続けている人は多いですよね。
「このままで良いのかな?」と悩んでいると充実感もないし、将来も不安になります。
未経験で高収入を目指すのであれば施工管理はどうでしょうか?
施工管理技術者は、建築や土木の作業所では欠かすことのできない存在です。
作業所全体を管理するので、責任は大きいですが、平均年収は450万円と全体の平均年収よりも高いです。
450万円と聞くと「あんまり多くないな」と思うかもしれませんね。
しかし、経験を積むことで「一級施工管理技士」の資格を取得すれば、年収は少なくとも1000万円を超えてきます。
また、工事全体の作業を指揮するため裁量の範囲が大きく、仕事のやりがいを感じることができますよ。
この記事では
– 未経験で内定を勝ち取れる志望動機は?
– 志望動機の例文が知しりたい。
という疑問を解決していきます。
このまま、悩んでいても時間はどんどん過ぎていきます。
新しいことに挑むなら、若いうちに行動した方が有利です。
簡単な仕事ではありませんが、それに見合った「給与」と「技術の取得」はあなたの人生に充実を与えてくれますよ。
目次
未経験でも施工管理の仕事に就くことはできる?
「施工管理なんて未経験でできるの?」と疑問に思いますよね。
しかし、実際には業界からの需要もあり未経験から施工管理の仕事に就くことは可能です。
現在、建設や土木工事の業界では技術者の高齢化と慢性的な人不足に直面しています。
これは、リーマンショック以降に若者の業界離れが進む一方で、定着している年配の世代が毎年定年になり業界を去ってしまうからです。
さらに、近年では災害の復興事業やオリンピックで工事の需要も増えています。
企業にとって未経験の若手は、即戦力ではなくても大事に育てて将来を担って欲しい存在になっているんです。
そのため、業界全体の人材不足である今こそが、あなたが施工管理の仕事に就くチャンスになるんです。
施工管理未経験者がアピールすべきポイントは?
未経験でも施工管理の仕事に就くことはできます。
ですが、採用側がどんな人材を求めているかを理解していないと、内定を掴むことはできません。
そこで、あなたがアピールするべきポイントが4つあります。
-スケジュールを管理する能力がある
-リーダシップを発揮できる
-様々な年代の人と円滑なコミュニケーションがとれる
どのポイントも特別な能力というより、人をまとめる能力に見えますね。
施工管理の未経験者が企業にアピールするべきことは、専門的なことではありません。
詳しくは、順番に解説していきますね。
体力が十分にある
施工管理の職場は、基本的に工事現場の作業所となります。
毎日屋外の作業ヵ所を巡回したり、建設中の建物を階段で移動したりと体力が必要ですよ。
また、提出書類の作成や、今後の工事予定などデスクワークも多いんです。
業務量が多いので、仕事が早朝や深夜になってしまうこともあります。
もちろんアスリートのような体力は必要ありませんが、連日運動をしても翌日に疲れを残さない程度の体力はあった方が良いでしょう。
企業も採用した後に、仕事がきつくて辞めてしまうミスマッチを防ぐことができるため、安心してあなたを採用することができますよ。
スケジュールを管理する能力がある
現場を管理する上で、各工程のスケジュールを管理することは重要です。
今までに自分以外のスケジュールや、年間予定など長期のスケジュールを管理していた実績があるならアピールしましょう。
公園の建設やショッピングモールの建築など、大きな工事現場には複数の工事業者が協力して一つの現場を作っています。
施工管理はその工程を全て把握した上で、完成予定日に間に合うように予定を組まなければなりません。
また不測の事態が起きた場合には、柔軟に判断をして再度スケジュールを組み直し工事の遅れを最小限にとどめる必要があります。
工事の期間が予定よりも長くなってしまうと、企業としては当初よりも経費がかかってしまうので、死活問題です。
スケジュール管理が得意だと伝えることで、あなたが将来的に現場を安心して任せられる人材に成長すると企業側に想像させることが大事です。
リーダーシップを発揮できる
施工管理が未経験であっても、今までの職場でリーダーとして人をまとめた経験がある場合には、企業にもアピールしましょう。
難しく考えなくても、飲食業や販売業なら店長や社員として複数人のアルバイトをまとめた経験があれば大丈夫です。
工事現場は、たくさんの人達が協力して一つの建物や施設を完成させます。
全員がリーダーの指示通りに作業をしていかないと、工事中の事故が起きたり、完成した建物や施設の品質が低下するんです。
その結果、現場がストップしたり、工事のやり直しが発生するので予定期間内に完成させることが難しくなります。
現場を円滑に完成まで導くには、たくさんの人をまとめる強いリーダーシップが必要ですよ。
ですが、優秀なリーダーが求められるのはどんな仕事でも同じです。
あなたに人をまとめた経験があるなら、施工管理が未経験だからと委縮する必要はありません。
自分の経験を活かすことができると、堂々と伝えましょう。
また、リーダーは自分で考えて行動を決定していける人なので、採用する側にも積極的に考えて行動できるタイプだと印象づけることができますよ。
様々な立場や年代の人と円滑なコミュニケーションがとれる
施工管理の仕事には、コミュニケーション能力が不可欠です。
工事をしていると、近隣住民からの苦情に対応したり、役所の質問に答えなければならないこともあります。
また、工事現場内では自分よりも年配の作業員を注意したり、指示に従わせてなければなりません。
しかし、問題が発生しても日ごろからコミュニケーションを取り良好な関係を築いていれば円滑に解決できます。
周りの人と良好な人間関係を築いているかは、企業の定着率にも影響するので、あなたを採用する最後の一押しにもなりますよ。
施工管理が未経験だけど志望理由はどうしたらいい?
志望理由は、採用する企業にとってあなたの熱意を伝えるチャンスです。
採用されるために、未経験のあなたが伝えることは2つあります。
-入社後にしっかりと学んでいく姿勢を伝える
「これだけでいいの?」と疑問に思うかもしれませんが、未経験であればこの2つが重要です。
もちろん経験者の転職であれば、今までの経験や実績が採用の判断材料になります。
ですが、企業が「未経験でも可」で採用の募集している場合には、最初から経験や実績を求めてはいません。
それよりも、
「本当に施工管理の業界に入って続けていく覚悟があるのか」
というところを見ているんです。
ここからは、順番に解説していきますね。
なぜ施工管理なのか理由を明確にする
どうして施工管理の仕事をやりたいのかは、未経験で応募するなら明確にしておかなければいけません。
新しい業界に飛び込むときに「興味があるから」や「かっこいいから」という理由だと、採用する側に「本気で続けて行く覚悟がないのでは」と思われてしまします。
また、明確な理由は志望動機の最初に持ってきましょう。
結論を最初に伝えないと、なにが言いたいのか採用側にはわからなくなってしまいます。
あなたが施工管理のどこに魅力を感じていて、さらにその企業でなければいけない志望理由を伝えることで、相手の採用する意欲を高めることができます。
例えば下記のような志望理由になります。
私が御社を志望した理由は、御社がトンネルや道路などのインフラ整備を得意としているからです。
以前から人々の暮らしを支える、インフラ整備に関わりたいと考えていました。
そう考えるようになったのは、私の地元に新しい道路ができたことがきっかけです。
今までは1時間以上かかった病院まで20分で到着できるようになり、両親も安心して生活できるようになりました。
また、その道路を整備していたのは御社です。
インフラ整備は、地域の人達の生活を劇的に便利にすることができる、社会貢献度の高い仕事だと認識しています。
私自信も、地元と同じようにインフラ整備が遅れていて不便を感じている地域に貢献したいと考えているので、施工管理の仕事をしたいと考えるようになりました。
インフラ整備を得意としている御社であれば、今までの現場のノウハウもありますし、専門的な技術を学べると思ったのが志望理由です。
この志望理由では、施工管理を目指す理由が自身の体験に基づいているので、聞いている方も納得できます。
また、あなたが企業を選んだ理由も「インフラ整備に強い」という企業独自の特徴に魅力を感じていることが伝わりますね。
このように、未経験でも理由をしっかりと掘り下げれば、あなたの志望動機を明確に伝えることができますよ。
入社後にしっかりと学んでいく姿勢を伝えれる
未経験から施工管理を目指す場合には、資格を保有している必要はありません。
ですが、経験を積んでスキルアップしていく意欲があることは志望動機に盛り込みましょう。
施工管理には、2級、1級の国家資格があります。
いずれも、試験を受験するための資格者になるには、現場での実務経験が必要です。
1級施工管理技士の取得を目指すには、最短でも3年かかります。
つまり、資格を取得しようと考えるなら施工管理の仕事を長く続ける覚悟が必要なんです。
志望動機の中に資格を取得することを盛り込むことで、あなたが施工管理を長く続けて行くつもりだと企業にアピールすることができますよ。
例えば、下記のように志望理由に盛り込んでみましょう。
現職では飲食サービス業で店長をしておりますが、食を通して人々の暮らしに貢献してきました。
しかし、サービス業では形として残るものが無く、自分の仕事が成果として見える仕事をしてみたいと考えるようになりました。
そのため、自分の成果が建物として残る施工管理の仕事にチャレンジしたいと思っています。
その中でも御社は経営理念に基づいて建物をただ建てるだけではなく、建物の周辺地域や町全体の開発に取り組み、人々の暮らしを造っているところに魅力を感じています。
私は施工管理の仕事に就いても、人々の暮らしに貢献したいという気持ちがありますので、ぜひ御社に入社したいと考えました。
現職では、20人程の人員をまとめて、業務が円滑に進むようマニュアルを作成したり、シフトを組んでいます。
また、様々な年代のアルバイトや社員とコミュニケーションを取り、みんなが仕事をしやすい環境づくりをしてきました。
このような、リーダーシップやコミュニケーション能力は施工管理の仕事でも活かすことができると考えております。
施工管理は未経験ではありますが、多くの現場経験をしてスキルアップしていきたいと考えており、将来的には1級施工技師の資格を取得したいと考えています。
御社は新人には多くの現場を経験させると、お聞きしています。
そのため他社よりも実務経験を積めると思ったことも御社を希望した理由です。
最後に資格の取得をアピールすることで、将来的なキャリアやそれを実現するために「なにをするのか」が具体的にわかりますね。
企業に入社後のビジョンを語ることで、あなたのやる気がより伝わります。
自分の気になる企業を見つけたら、ぜひ参考にしてみて下さい。
志望動機で言ってはダメなこと
企業を選ぶときに、給与や休日の日数は重要な項目ですよね。
しかし、これらの待遇を志望動機として企業に伝えるのはダメです。
例文にすると下記のようになります。
また、福利厚生が充実しているところにも魅力を感じました。
現職では営業をしておりますが、休日が月に4日程しかなく、仕事のパフォーマンスが保てません。
また、施工管理の仕事は非常に忙しいとは思いますが、その分給与が魅力的なので仕事に対するモチベーションを維持していけると考えています。
給与や休日を志望動機にしてしまうと、施工管理の業種や志望する企業を選ぶ独自性が無いです。
企業としても「ウチじゃなくても、他の待遇の良い会社に行けばいいんじゃないか?」と思ってしまいます。
もちろん、働くために重要な条件なので、企業を選ぶときには給与や休日で選んで大丈夫です。
ただ、正直に志望動機として伝えるのは止めましょう。
まとめ
この記事では
-未経験者が企業にアピールするポイントは4つ
-未経験の場合志望動機で伝えることは2つ
-志望動機で給与や休日の話をするのはダメ
を紹介してきました。
施工管理は未経験でも挑戦することができ、資格を取れば年収は1000万を超えます。
しかも、挑戦する際には資格は必要ありません。
あなたのやる気と伝えるべき内容がわかってさえいれば、内定を掴むことができます。
現状に悩んでいるなら、今すぐ行動してみましょう。
人に誇れるやりがいのある仕事と、それに見合った高収入であなたの生活は変わります。
この記事を読み終わったら、その一歩を踏み出してみてください!
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