営業職のやりがい5選と年収1000万を稼げる営業マンのキャリアプランをご紹介

これから営業職の仕事をしようと考えている方は「営業のやりがいってなんだろう?」と疑問に思いますよね。

また、営業職になったあとに、どんなキャリアプランを積んで成長していけるのかも気になるポイントです。

営業職は「ノルマがきつい」「拘束時間が長い」など、ネガティブなイメージだけをもっている方も多いですが、それだけじゃありません。

客先ありきの仕事になるので、一筋縄ではいかない大変な職種ですが、そのぶん仕事のやりがいをたくさん感じられる魅力的な職種なんです。

この記事では

・営業職のやりがい

・営業職のキャリア

・年収1000万円を稼ぐためのキャリアプラン

について解説していきます。

客先と直接交渉する窓口であり、販売の計画や売上の管理などの社内業務もおこなう営業職には様々な能力が必要です。

経験を積むことで、あなたに多くのスキルを身に付けることができます

営業職には、その豊富な経験やスキルを活かすことのできるキャリアもきちんと用意されています。

計画的に営業職としてのキャリアプランを積めば、年収1000万円に手が届くのも夢ではありません

この記事を参考にして、さっそく実践してみましょう。

営業のやりがい5選

仕事をするときに、やりがいは大切ですよね。

仕事にやりがいがないと、モチベーションを保てませんし、成長することもできません。

営業職には、魅力的な仕事のやりがいがたくさんあります。

今回は、その中でも代表的な5つを紹介しますよ。

・契約を獲得したとき

・客先に感謝されたとき

・会社に貢献していると感じられたとき

・自分の価値が明確にわかったとき

・営業成績が給料に反映され他とき

営業職がやりがいを感じられる瞬間は、とってもわかりやすそうですね。

評価の方法が明確で、その結果が給料に反映されるのも営業職の特徴になります。

詳しくは、これから順番に説明していきます。

契約を獲得したとき

契約を獲得できた瞬間は、営業職が一番やりがいを感じられるときです。

契約を獲得することは、営業職の仕事始まりにすぎませんが、これが一番苦労するところでもあります。

一つの契約を取るためには、客先との信頼関係の構築が必要です。

この信頼関係を築くためには、何度も足を運び、客先の悩みや要望を話してもらえるようにならなければなりません。

例えば、新規の客先から契約を獲得するために、5年かかったなんて話は実際によくあります。

そのため、契約を獲得したときの喜びは一入(ひとしお)です

この瞬間のために、営業職は客先に足を運び続けると言っても過言ではありません。

苦労したぶん営業のやりがいを大きく感じられるので、またその瞬間を味わうために、ずっとモチベーションを保ち続けることができます

客先に感謝されたとき

営業職をしていると、客先から思いもよらず感謝されることがあります。

客先と営業職の関係である以上、基本的には客先の無理な要望に合わせたり、クレームを言われたりなど、営業職が負担をしいられる場面が多いです。

ですが、「いつもありがとう」「○○さんのおかげで、助かりました」と客先の方から伝えられたときには、自分の仕事ぶりに満足してもらえていると認識できます。

客先から感謝の言葉を聞くことができるのは、直接窓口になっている営業職ならではの特徴です

日ごろから顔を合わせ、相手の苦労や仕事ぶりがわかっているからこそ言ってもらえる言葉なので、営業職以外では味わえない仕事のやりがいです。

会社に貢献していると感じられる

営業職がいないと、企業は仕事になりませんし発展もしません

営業職の仕事は、客先から契約(仕事)を取ってくることです。

そうすることで、企業は社外からお金を獲得します。

そして、獲得した仕事内容を実行するために費用として、社員に給料を支払い、残った利益で企業をさらに発展させて社会貢献しているんです。

ですので、営業職がいなければ企業としての仕組みは成り立たず、内勤業務の仕事もなくなってしまいます。

営業職が契約(仕事)を取ってくることで、社内の仕事をつくり、企業の成長に繋がっているので、自分の仕事は会社に貢献していると感じられます。

責任も重大ですが、会社を担って仕事をしている実感は大きなやりがいです

契約(仕事)を獲得した場合には、同僚や上司からも相応の労い(ねぎらい)をしてもらえるので、次も頑張ろうと思えますよ。

自分の価値が明確にわかる

営業職をしていると、自分の価値が明確にわかります

営業は、個人の売上や利益が数字として表れます

昔ほどではなくなりましたが、現在でも個人の営業成績を事務所内に張り出したり、朝礼で発表する会社はあります。

例えば、今月の営業成績が1位であれば、あなたが会社に一番貢献していることが客観的にもわかりますよね。

優秀な成績を収めつづければ、職場の人の態度も変わってくるので、仕事もやりやすくなりますし、あなたの発言力や影響力も強くなります。

また、みんなの目に見える形で発表されなくても、社内書類や役職者が目を通す書類には必ず個人の成績が記載されるので、数字が良ければあなたの評価は高くなります。

誰が見てもわかる「数字」が評価の基準になるので、自分の頑張りを会社に評価してもらえているのかが一目瞭然です。

そのため「自分は仕事ができるのか?」と不安になることがありません。

自分の価値が明確にわかるので、会社の評価や待遇に不満があれば、記事の後半で紹介する「転職」の道にも自信を持って進めます

営業成績が給料に反映される

営業職は、成績が給料に反映されやすいです

数字として明確に会社に対する貢献度がわかるので「頑張ったのに給料が下がっていた」ということは、ほぼありません。

企業によっては営業の給料にはインセンティブ制を採用していることも多いです。

インセンティブ制とは給料や賞与の金額が固定されておらず、成績に応じて変動する制度です。

そのため、同じ営業職でも人によって給料には大きな差がでます。

頑張らないとリターンも小さいですが、成績が良ければ頑張っただけ給料や賞与がもらえるので、仕事のモチベーションを維持することができますよ。

また、インセンティブ制ではない場合でも、社内で評価があがれば給料は増えていきます。

営業職は個人の数字で評価をしやすいため、成績が良ければ給料は自然と増えますよ。

仕事の頑張りに応じて給料が増えるので、他の職種よりも仕事のやりがいを感じやすいです。

営業にはどんなキャリアプランがある?

客先や社内で様々な経験を積むことができ、仕事内容が多岐にわたる営業職には多様なキャリアプランがあります

一般的なキャリアプランとしては下記の3つです。

・内部昇格(部署内で出世)して管理職になる

・営業マンとしての能力を活かすために、転職する

・独立して個人事業主になる

スタートは同じ営業職でも、最終的に目指すキャリアによって待遇や給料、働き方は全然違ってきます。

営業職は苦労が大きいぶん続けていれば、身に付くスキルは比較的多いです。

その経験やスキルを活かすことで、次のステップを踏み出す際にはどんな職種に就いても活躍することができます!

その反面、ただ漠然と営業職を続けていると自分が想像していた将来像とは違った道に進んでしまう危険もありますよ。

自分の理想とする地位や働き方を目指すなら、まずはしっかりとしたキャリアプランを立てることが重要です。

キャリアプランを立てるコツ

「キャリアプランが大切なのはわかったけど、実際のやり方がわからない」と頭を抱えてしまう人もいますよね。

そこで、ここからはキャリアプランを立てる際のコツを説明してきます。

まず最初に最終的な目的を設定します。

例えば、「営業部長になる」や「年収1000万を超える営業マンになる」というのが最終的な目標になります。

つぎに、それを達成するにはどうすればいいのか?という具体的な行動を3年後、5年後、10年後と中長期的に計画していくことで、キャリアプランの骨組みができあがります。

例えば「営業部長になる」を最終的な目標とするなら、キャリアプランは下記のようになります。

・入社〜3年目

3年後売り上げトップを目指すために、

わからないことは先輩に聞き、積極的に学び続ける。

アポが取得できなかった時の原因追求を徹底的に行い、PDCAサイクルを回して日々仕事に取り組む。

・入社3年後(25歳)

営業の売り上げトップになる。

後輩の指導、チームの売上を管理して少人数のマネジメント能力を磨く。

・入社5年後(28歳)

個人とチームの売上げを管理し、年間OO万円の利益を会社に貢献し営業課長になる。

(売上の規模が小さい事業所に所属している場合は、規模が大きな地域(東京、大阪など)に異動願いを出す)

・入社8年目(30歳)

異動先で売上トップになる

(キャリアプランを立てる時点でどのくらい売上があれば一番になれるのかを調べておきましょう!)

・入社10年目(32歳)

営業部長になる

 

このように最終的な目的を達成するために、小さな目的をいくつも設定して一つずつ達成していくことで、あなたが今やるべきことが見えてます。

この小さな目標を設定するときには、最終目的から逆算していくとキャリアプランを立てやすいです。

1.「営業部長になる」には?

→社内で一番売上と利益をあげる。(10年後以降)

2.社内で一番売上と利益をあげるには?

→売り上げ規模の大きい地域でトップになる。(10年後まで)

3.売り上げ規模の大きい地域でトップになるには?

→まずは異動する必要がある。(5年後~10年後まで)

4.異動するには?

→現在所属している事業所で売上〇〇万円を達成する。(5年後まで)

というように、各目標を達成する方法をを分析していき、いつ頃までに達成すればいいのかを考えながら当てはめていきましょう

そうすることで、最後は今のあなたが何をするべきなのか答えがでます。

具体的な将来像を想像しながら、キャリアプランに沿って営業に取り組む人とそうでない人では、将来の昇進具合にだいぶ差が開きます。

キャリアプランはコツさえわかれば、誰でも簡単に立てることができます。

あなたが営業職として成功を収めるためにも、必ずしっかりとしたプランを立てましょう

年収1000万円を超えるキャリアプラン例

キャリアプランを立てるときに、最終的な年収を考える方も多いのではないでしょうか?

収入は、多い方がいいですよね。

それに営業職は、年収1000万円を目指すことも可能な職種です。

ここからは、年収1000万円以上を最終的な目標とした、キャリアプランの例を紹介していきます。

まず、営業職に1000万円以上の年収を払える業界や会社は限られてきます。

あなたがもらう給料の元手は、会社の利益です。

取り扱う商品が高額であれば、利益の金額も大きくなります。

例えば、100万円の商品を売って利益5%なら5万円の儲けですが、1000万円になると同じ5%でも50万円の儲けになりますよね。

そのため、高収入を希望するなら、扱う商品が高額な業界の営業職に就くことで年収1000万円にぐっと近づきます。

また、基本給のみで年収1000万円を達成するのは、かなり難しいです。

積極的にインセンティブや歩合制度を採用している企業や業界を選ぶことも大切ですよ。

今回は、取引金額が大きい「不動産」を取り扱い、業界的にもインセンティブや歩合制度が取り入れらている「不動産営業職」を例にキャリアプランを紹介しますね。

・入社~3年目

土地活用系の不動産会社に入社して、3年目までに年収600万円を目指す。

仕事と並行して勉強をし、国家資格である「宅地建物取引士」の免許を取得する。

・入社3年目~5年目(25歳~27歳)

年収600万円を超えたら、投資用不動産の販売会社に転職する。

投資用不動産を扱う中で、「居住目的ではない不動産」を購入するメリットや、投資することでどんな利益が生まれるのかを学びながら、仕事に取り組む。

・入社7年目(29歳)

投資用不動産の販売会社で年収800万円を目指す。

・入社10年目(32歳)

都市部(東京など)物件を扱っている「オフィス仲介業」の企業に転職する。

今までの経験を活かし、ビジネス向けの不動産営業のエキスパートとなり、年収1000万円を達成する。

 

東京都の駅前にオフィスを構える場合は、費用が高額になります。

それに物件の数が、地方に比べて圧倒的に多いです。

不動産業界は、インセンティブ制をとっている企業が一般的ですから、高額な契約を数多く獲得すれば年収1000万円はあっという間に達成できます。

まずは、土地活用系の不動産会社で、商品を勧める提案力を身に着けながら宅建の取得を目指しょう。

宅建は不動産を販売するときに必要な国家資格なので、不動産営業職には必要不可欠です。

宅建を取得し、年収を600万円達成した段階で、投資用不動産の販売会社に転職します。

今度は、今までの提案力を活かして「住むことが目的じゃない」不動産を売る力を身につけましょう。

その理由は、最終的に目指している「オフィス仲介」で扱う物件が、「居住目的ではない不動産」だからです。

会社のオフィスを借りるとなれば、個人の家を選ぶようには決められませんよね。

「なんとなく気に入った」というような理由で契約に結びつくことは少ないので、その不動産の明確なメリットを提案できるようなスキルが必要になります。

投資用不動産は「投資」ですから客先が「儲かる」と納得できなければ、契約することはありません。

そのため、

・どんな不動産の価値が高いのか?

・どんな不動産が儲かるのか?

ということを仕事の中で経験できます。

投資用不動産の営業職で年収800万円を超えていれば、実力は十分です。

最終は自信を持って都市部(東京など)の不動産を扱っている「オフィス仲介」の企業に転職しましょう。

ここで重要なのは「都市部の不動産を扱っている」という点です

インセンティブや歩合制は、売上に対して発生します。

東京などのオフィスは、契約の金額が大きいですし、なによりも数が膨大です。

十分な実力があれば、転職後すぐに年収1000万円を超えることも可能になります。

あなたの頑張り次第では、1000万円を超えて、その後も年収が上がり続けるキャリアプランになるので、ガッツリ稼ぎたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

この記事では

・営業職のやりがい5選

・営業職のキャリアプランはたくさんある

・理想を実現するにはキャリアプランは重要

・キャリアプランを立てるコツ

・年収1000万円を超えるキャリアプラン

を解説してきました。

営業職は、数字によって明確に評価がされるため、仕事のやりがいも実感しやすいものばかりでしたね。

自分自身の評価に自信が持てるので、モチベーションを保ちやすい職種ですし、自分の価値がわかるので年収アップのキャリアプランを立てることも比較的簡単です。

また、キャリアプランを自分で立てるのが難しいと思った方は、転職エージェントを活用しましょう

転職エージェントは、転職のエキスパートです。

あなたの将来イメージをしっかりとヒアリングして、実現可能なプランを提案してくれますよ。

営業職はキャリアプランをしっかりと立てることで、年収1000万円を目指せる職種です。

魅力的なやりがいと、実力に相応しい高収入を得るため、今すぐキャリアプランを立てましょう。