「稼げる仕事に就きたい」
「たくさん稼ぎたいけどしっかり休みも欲しい」
「できるだけ楽して稼ぎたい」
転職活動をする上で気になるのが「休日の多さ」です。
休日もしっかりと確保できる上にたくさん稼ぎたいという欲求は誰しも持っているでしょう。
しかし結論を先にお伝えすると、20代で「休みが多くて給料の多い仕事」を選ぶことはほぼ不可能です。
そこで本記事では、
- 楽して稼げる仕事は存在しない
- 休みが多いけど給料が少ない仕事
- 稼げるけど休みが少ない仕事
- 若いうちは知識や経験を積むことが大切
を解説します。
たしかに休日の多さは重要なポイントです。
しかし若いうちから楽して稼ぐ仕事はないため、20代では「給料の高い仕事」と「休日の多い仕事」を天秤にかけて、どちらかを優先する必要があります。
また20代で頑張ることができればスキルが身に付き、30代、40代で役職に付ける可能性も高まります。
今頑張ることは、あとから楽しながら高い収入を得る土台になるのです。
そのためにも、本記事でお伝えする「休みが多いけど給料が少ない仕事」や「休みは少ないけど稼げる仕事」を参考にしてみてください。
改めて自分自身のキャリアプランを考えることで、転職で大切にするべき軸も明確になるはずです。
目次
休みが多くて給料が高い「楽して稼げる仕事」は存在しない
前述したように、休みが多くて給料が高いといった「楽して稼げる仕事」は存在しません。
もちろん知識や経験を積めば、経済的にも時間的にも余裕をもった働き方を実現できます。
しかし、知識や経験のない20代のうちは「休みを取るか、給料を取るか」の2択になり、どちらも叶えてくれる仕事はないのが現実です。
そのため「休日と給料どちらを譲るか?」という視点で転職活動を進める必要があります。
休みが多いけどお給料が少ない仕事
まずは、休みは多いものの給料が少ない仕事を見ていきましょう。具体的には以下の3つがあげられます。
- 一般事務
- 製造系(メーカー)
- 公務員
1. 一般事務
休みが多い仕事として有名なのが「一般事務」です。
正社員だと土日祝日は休みであるケースが多く、基本的に定時退社できます。
労働時間が固定化されているため、プライベートを充実させたい人や子育てに時間を割きたいという人にはオススメ。
ただし「残業がほとんどない」「専門性の高いスキルが要らない」といった理由から給料は低くなってしまいます。
また長く勤めてもスキルアップが見込めないため、なかなか昇給できないのが現状です。
2. 製造系(メーカー)
製造系(メーカー)も休日が多い業界といえます。
一般的に商品の製造は綿密なスケジュールに沿っておこなわれます。
そのため、「商品を製造しない土日は休み」「機械のメンテナンスのため毎月○日は休み」など、休日が固定化されやすいのです。
スケジュール管理が徹底されているため、変則的な仕事がほとんど入りません。
そのため長期休暇もしっかりと取ることができます。
また製造業は「学歴不問」「単純作業」といった理由から給料が低くなりやすいのが特徴です。
工場内でのルーティンワークが多いためスキルが身に付きにくく、異業界への転職も難しくなります。
3. 公務員
安定した職業の王道である「公務員」も、休みが多い仕事として知られています。
土日祝日は基本的に休みです。
夏季休暇が5日、有給休暇が年間20日付与されるなど休日付与の制度が充実。
また20日分を使い切れなかった場合は翌年に繰り越されるため、最大40日間の有給休暇の権利が与えられます。
また公務員の給料は「20〜30代のうちは低い」といった傾向にあります。
年齢が上がるにつれて給料は多くなりますが、たくさんお金を使いたいであろう20代のうちの給料が低いのはネックです。
休みは少ないけど稼げる仕事
続いて、休みは少ないけど稼げる仕事を見ていきましょう。具体的には以下の3つがあげられます。
- 営業
- 施工管理
- エンジニア
1. 営業
たくさん稼げる仕事の代表格として浮かぶのが「営業」です。
営業は、たとえばプログラミングや資格など、特別なスキルがなくても稼げる仕事といえます。
先方から好かれる「コミュニケーション能力」と、先方の困りごとを考えて解決できる「問題解決能力」があればガツガツ稼げるでしょう。
一方で営業はハードワークな職種でもあります。
スケジュールを取引先に合わせないといけなかったり、土日でも先方から電話がかかってきたりと、労働時間が変則的になりやすいのです。
2. 施工管理
建築現場での作業や管理をこなう「施工管理」も稼げる仕事のひとつです。
施工管理は、未経験であってもスタート時の年収が高く、その他にも家族手当や住宅手当など福利厚生も充実しています。
一方で、現場仕事であるためトラブルや工期遅れが起こりやすく、休みが変則的になりやすい実情も。
経験を積むと年収1,000万円を突破できる業界ではあるものの、安定した休日の取得は難しい業界といえます。
3. エンジニア
コンピューターシステムの開発や設計をおこなう「エンジニア」も給料の高い仕事のひとつ。
インターネット市場の拡大によってエンジニアの需要が増加していることから、未経験でも稼げるようになるのが魅力です。
しかしながら、納期が厳しかったり、システム不具合に対応しなければならなかったりと、スケジュールは比較的厳しくなります。
たしかに給料の高い仕事ではありますが、臨機応変な対応が必要になるため、まとまった休日を取るのは難しいでしょう。
営業でも土日休みがいい!という方は、法人営業がおすすめ
「営業で稼ぎたいけどせめて土日は休みたい・・・」という人は法人営業がオススメ。
文字通り「法人(会社)」に対して営業をおこなう業務のことです。
個人営業には通信系や保険、金融の営業があげられます。
しかし個人営業は、ファミリー層や個人に対して営業をおこなうため、土日を使って商談をおこなうケースが多いのです。
その反面、法人営業の相手は「会社」になります。
会社の多くは土日休みを取り入れているため、先方に合わせて法人営業の営業マンも土日休みになるケースが多いのです。
若いうちは知識や経験を積んでおくべき
稼げるようになるには、若いうちに知識や経験を積んでおくことが大切です。
なぜなら、30代、40代になったときに楽して稼げるようになるからです。詳しくは以下で解説しています。
経験を積んでいくことで、しっかり休みながらも高収入を得られる
これは誰に対しても当てはまることですが、知識やスキルは「一生涯」役に立ちます。
多くの知識や経験を積めば、転職先の会社から好待遇で雇ってもらえたり、あるいは独立してガツガツ稼げる可能性が高まったりするのです。
しかし、20代のうちは知識や経験がほとんどありません。
休日の多さも働く上で重要ですが、「とにかく稼げるようになりたい」という欲求があるのなら、今頑張る必要があるのではないでしょうか。
30代40代になってから休みながら高収入を得るためにも、20代のうちから努力をしておくことが大切なのです。
家族ができたときに豊かな暮らしたいなら今頑張ろう!
この先、結婚したり子どもが生まれたりと家族ができることもあるでしょう。
言わずもがな、家族ができると「家族との時間が欲しい」と思うものです。そんなときに自由に使えるお金や時間がなければ本末転倒ですよね。
いざ家族ができたときに余裕を持った生活ができているためにも、20代のうちから知識や経験を積んでおきましょう。
転職を失敗しないためには転職エージェントを利用しよう
休みが多くて給料が多い仕事について解説してきました。
自分の理想とする働き方を実現するためには、「会社選び」が重要になります。そこでおすすめしたいのが「転職エージェント」です。
転職エージェントで受けられるサービス
転職エージェントでは、以下のようなサービスを受けられます。
- 専門のキャリアアドバイザーによる面談
- 求職者の経験や希望に合った求人紹介
- 会社の選考を受ける際のアドバイス
- 履歴書や職務経歴書の添削
まず、専門のキャリアアドバイザーとの面談をおこないます。
そこでアドバイザーと一緒に自分の経歴やアピールポイントを深堀りし、「強み」や「性格」を明確にするのです。
次に、浮かび上がった強みや性格を参考にしながら、本人に適した求人をアドバイザーが紹介。
転職エージェントしか知らない求人情報もあるため、転職先の幅も広がります。
さらに会社の選考を受ける際の面接のアドバイスも受けられるため、転職への不安も和らぐでしょう。
転職エージェントを使うメリット
最後に転職エージェントのメリットを見ていきましょう。具体的には以下のメリットがあげられます。
- サービスを無料で利用できる
- 一般公開されていない求人にも応募できる
- 面接日程や入社時期などの調整も可能
転職エージェントのサービスは基本的に無料で利用できます。
人材紹介の報酬として会社がエージェント側に支払うことでビジネスが成立するため、求職者側には一切費用がかかりません。
また一般公開されていない求人にも応募できるため、自分に合った仕事を見つけられる可能性がグッと高まります。
さらに会社との採用面接や入社時期などの交渉も、転職エージェント側が仲介。
採用までのスケジュール管理もおこなってくれるため、求職者側への負担がほとんどありません。
まとめ
お伝えしたように「休みが多くて給料の良い仕事」はありません。
しかし、知識や経験を身につけることで近い将来、経済的・時間的に余裕をもった生活を実現することは可能です。
若いうちは「休日」と「給料」のどちらかを天秤にかけて働くしかありません。
もし稼げるようになりたいのであれば、休日の日数や残業時間に囚われることなく、今この瞬間から努力を積み重ねることが大切です。
ぜひ本記事の内容を参考に、自分の夢や目標を叶えるために行動していきましょう。